普段、仕事に家事に子育てに1人で頑張ってる!
けど、ふとした瞬間に
経済的なことや将来への不安で押しつぶされそうになったり、子どもが大きくなるのに、どうやって今後子どもの進学を支えればいいのかと不安に思ったり・・・
シングルマザーの生活は厳しいことが多いです。
仕事も家事も子育ても一人で頑張っていると、日々のことだけで精一杯かもしれません。しかし、そのままでは、
と思うことがありませんか?
そこで、少し頑張って資格を取ることを考えてみませんか?
シングルマザーが資格を取れば、安定した職を得ることができ、また収入を増やすこともできます。母子家庭の生活も今より安定します。
Chouette
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ここではシングルマザーの生活を安定させるためのオススメの資格を紹介します。また、資格取得のための公的支援制度も最後に説明しますね。
この記事の内容
シングルマザーにオススメの資格
母子家庭の年収は、厚生労働省の調査によると平均で約243万円です。これは公的手当などを含んだ額で、シングルマザーの給料の額は年収で200万円です。これを月収にすると手取りでは15万円程度といったところが平均でしょうか。
しかも、シングルマザーの仕事はパートや派遣などの非正規雇用であることが多いので、雇用も安定していません。
ですが、シングルマザーでも資格を取れば安定した仕事に転職もしやすくなり、収入アップにもつながり生活を安定させることもできます。
確かにそうです。資格を取っても、それが役に立たなければ意味がありません。
厚生労働省が母子家庭世帯に調査した結果があります(ひとり親家庭の親が有している資格)。この調査結果で役に立っていると答えた割合が高い主な資格は次のとおりです。
資格 | 資格が役立っていると答えた割合 |
作業療法士 | 100% |
看護師 | 97.4% |
准看護師 | 94.1% |
介護福祉士 | 89.1% |
美・理容師 | 73.7% |
理学療法士 | 66.7% |
ホームヘルパー | 62.7% |
保育士 | 61,7% |
医療事務 | 54.4% |
医療系の国家資格は強い
こうして見ると、看護師、准看護師、作業療法士、理学療法士などの医療系の国家資格を持っている人は、その資格が役に立っていると答える割合が高いですね。医療系の資格なので、当たり前といえば当たり前かもしれません。
ただし、これら医療系の国家資格を取るのは学校に通ってから、国家試験に合格しなければなりません。シングルマザーが今から目指すには、かなりハードルは高いです。ですが、資格を取れれば生活は安定します。
医療系の国家資格を取るのは大変ですが、後で説明する「高等職業訓練促進給付金」が受給できる可能性があります。周囲のサポートも必要になると思いますが、もし可能であればチャレンジする価値がある資格です。
介護系の資格も役立つ
次に、役立っているのは、介護福祉士やホームヘルパーです。
介護福祉士を取るには養成機関に通ってから国家試験を受験するルートと介護施設で働きながら経験を積んで受験するルートがあります。環境的に恵まれていれば養成機関に通う方が早いですが、シングルマザーで生活のために働くことを優先させるときは、介護施設で働きながら介護福祉士を目指す方が現実的です。
また、介護福祉士を取ったあとは、さらにケアマネジャーを目指すこともできます。少しずつキャリアップできるのが介護の資格の魅力です。
その他の役立つ資格
その他に役立つ資格としては、美・理容師、保育士、医療事務があります。
美容師は国家資格ですが、養成機関に2年通う必要があります。そのためシングルマザーが目指すにはハードルが高い資格です。
保育士も国家資格です。受験資格を満たしていれば学校に通う必要はありません。国家試験を受験して合格すれば保育士になれます。
医療事務は、国家資格ではなくて民間の資格です。医療事務の資格は取りやすいので、初めて資格にチャレンジするのにはおすすめです。また、医療機関という安定した職場で働けるのも魅力です。それほど給料が高いわけではありませんが、シングルマザーの平均よりは高めの収入が得られます。
厚生労働省の調査にはありませんが、比較的新しい国家資格の登録販売者も役立つ資格です。あまり聞き慣れないかもしれませんが、ドラッグストアなどで薬を販売する資格です。登録販売者は国家資格ですが、少し頑張れば取れる資格です。登録販売者の求人はそこそこ多く、シングルマザーの平均よりは高い収入が得られます。
シングルマザーの資格取得のための公的支援の給付金制度
シングルマザーが資格を目指すときのハードルの一つが、資格を勉強するためのお金のことではないでしょうか。資格によっては、資格試験のための通信教育などの費用に対して、公的な給付金が出るものがあります。
シングルマザーが資格取得するための公的支援として、次の2つの給付金制度があります。
資格を目指すときの給付金
- 自立支援教育訓練給付金
- 高等職業訓練促進給付金
自立支援教育訓練給付金
自立支援教育訓練給付金は、母子家庭のシングルマザーが対象となっている教育訓練講座を終了とたときに経費の60%(最高20万円)が支給される制度です。
児童扶養手当の支給を受けているか同程度の所得の母子家庭のシングルマザーが申請することができます。
申請先は、住んでいる市区町村の福祉事務所です。
受講の申込前に、対象講座かどうかの確認が必要なので、受給しようとするときは事前に福祉事務所に確認してください。
高等職業訓練促進給付金
高等職業訓練促進給付金は、母子家庭のシングルマザーが看護師や介護福祉士等の資格取得のために、1年以上養成機関に通って学ぶときに、その間の生活の負担を軽減するために支給されます。
支給される金額は、住民税の非課税世帯で月額10万円、最長3年間受け取れます。
ただ、専門学校に通っている間の学費や生活費がかかるので、10万円受け取っても十分とはいえません。実家の援助などがないと、現実には難しいかもしれませんね。
シングルマザーの資格選びの基準
Chouette
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早く資格を取って手に職をつけたいときは医療事務
まず何か資格を取って手に職を付けたいという場合は、医療事務がオススメです。
医療事務は、短期間で資格が取れますし、試験は毎月あって、自宅でテキストを見ながら解答しても良いので、合格しやすいでしょう。
Chouette
医療事務や登録販売者の資格試験の勉強はユーキャンの講座でできますし、自立支援教育訓練給付金が利用できます。
働きながら少しずつキャリアアップしたいときは介護福祉士
働きながら少しずつでもキャリアアップしたいときは、まず介護の仕事に就いて介護福祉士やケアマネージャーを目指すと良いでしょう。
かいご畑で仕事を見つけると、介護福祉士の資格取得まで0円で学習することもできます。
まとめ
シングルマザーが資格を取ろうとすると、仕事、家事、子育て、資格の勉強を全てひとりでこなさなければなりません。
これらをワンオペでするのはかなり大変です。
ですが、ここを頑張って資格を取ることで収入アップと将来の生活の安定につながります。
資格に向かって一歩ずつ前進すれば資格取得というゴールに近づきます。