自動車保険の見積りを比較してみた!違いはあるの?

見積もり比較

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「自動車保険、どこもそんなに変わらないだろう。」

これまで通販型の自動車保険に入っていたこともあって、似たような通販型の保険を比べても、どこも同じようなものだろう。

そう思っていました。

最近テレビのCMではどこも「自分のところがNo.1」と言ってるように見えますよね。

何がNo.1かは各社かぶらないようにずらしてあるんですけどね。

でも、本当のNo.1はどこでしょう?

今年も自動車保険の更新時期が近づいてきたので、自動車保険の一括見積もりサービスを利用して、保険料の比較をどこがNo.1かを調べることにしました。

利用したのは価格.com自動車保険無料一括見積もり!

いやー、補償内容と保険料を比べると、かなり違いますよ。

一括見積もりの方法

一括見積もりをする前に、今契約している自動車保険の証券を手元に用意してください。

保険証券を用意

この画像ように「保険証書または車検証」と表示されていますが、補償内容を入力していくので保険証券の方がスムーズです。

これを見ながらいろいろ入力していきます。

入力内容は、現在契約している保険会社、補償内容など。

さらには、住所、氏名、生年月日など個人情報も必要で、見積もりするだけなのに、これらを入れることには、少し抵抗があるかもしれませんが、これも必要情報です。

あとで営業の電話がかかることは無いようです。

必要な情報を入力して送信。

価格.comでは12社の比較ができるということでしたが、今回見積依頼が送信されたのは下の7社でした。

送信

他は見積もりしても条件が合わないのかもしれませんね。

送信したら、あっという間に3社から返信があり、24時間以内には全社からの見積もりが届きました。

値段だけではなく補償内容も比較してみた

届いたメールから保険会社のサイトにアクセスして、見積もりを細かく比較すると、補償内容が違うことが分かりました。

対人補償と対物補償は無制限で揃え、その他の条件もできるだけ同じようにしてみます。

それでも、補償内容や特約の内容などが微妙に違います。

ちょっと気になって比較してみたところを紹介しましょう。

人身傷害と搭乗者傷害

どちらも車に搭乗中の人が事故でケガや死亡、後遺症を負ったときに支払われる保険です。

このふたつは支払われるスピードと金額が異なります。

人身傷害は、実際にかかた費用や損害額を過失割合にかかわらず全額支払ってくれるものです。

ただ、損害額を確定させる必要があるため、支払いが遅くなります。

一方の搭乗者傷害は、ケガなどの程度に応じて、あらかじめ約款で決まっている金額を過失割合に関係なくスピーディに支払ってくれます。

当座の治療費などに充てることができますね。

どちらかということであれば人身傷害でしょう。
損害を全額支払ってもらえますから。

でも、合わせて受け取ることもができるので、両方入ることもできます。

セゾン損保のデータでは、加入率は、
人身傷害 95.2%
搭乗者傷害 78.7%

両方入っている人が多いようですね。

対物保険の全損時超過分の補償

対物保険は無制限に修理費がでるわけではありません。

例えば事故で相手の自動車の修理が必要になったとしましょう。

年式の古い自動車で車両の価値が10万円で修理費が20万円のとき、こちらが100%悪いときでも、法律上の賠償責任は10万円です。

自動車の価値以上の賠償責任は無いのです。

この場合、対物保険からは10万円しか出ません。

このように自動車の価値を修理費が超えてしまうことを「(経済的な)全損」といいます。

ですが、10万円では相手の方が納得してくれなくて示談がまとまらないということが考えられます。

実はこういうケースはよくあるのです。

「自分は悪くないのに修理費が全額出ない。」自分に置きかえてみれば納得出来ないのは理解できますね。

こういうときに、法律上の賠償責任額を超える金額を保険から出せるようにする特約があります。

「対物差額修理費用補償特約」とか「対物全損時修理差額費用特約」とか呼び名は保険会社によってまちまちです。

この特約の金額を50万円とする保険会社が多いですが、中には無制限を選べる保険会社もあります。

特約の金額が50万円であれば、法律上の賠償責任額+50万円までの範囲で保険金が出ます。

特約の金額が無制限のときは、上限がありません。

無制限が必要と考えれば、特約で無制限にできる保険会社から選ぶしかありません。

そこまで必要かどうか。

車両保険の補償内容

車両保険を付けている方も多いでしょう。

軽微な修理であれば、保険を使って等級を下げるより、自費で修理してしまったほうが安いかもしれません。

それでも大きな修理に備えて補償は付けておきたいですね。

車両保険はどういうケースに支払われるようにするか、選べるようになっています。

2パターンに分けている保険会社が多いですが、細かく補償範囲が分かれている保険会社もあります。

車両保険の補償範囲を厚くすると、かなり保険料が高くなるのでここは迷うところです。

自転車の保険を特約で

わが家は子どもが自転車を利用するので、自転車事故の賠償義務も特約で補償したいところです。

自転車保険に別に加入する方法もありますが、自動車保険に特約で付けるほうが安いのです。

ところが、そもそもそういう特約が無い保険会社もあります。

そこはこの段階で比較の対象からはずれます。

日常賠償責任の特約で補償するタイプの保険が多いですが、この場合、相手の損害は補償できますが、自分のけがなどは補償されません。

SBI損保では、自転車特約として、自転車事故による被害者への損害賠償責任と自分のけがや入院の補償ができるようになっています。

セゾンでは、日常賠償特約で相手方への補償が、さらに別の特約で自分のけがへの補償がそれぞれできるようになっていました。

どちらが必要か、両方必要かで選び方が変わりますね。

で、安いのはどこ?

で、一番気になるのは、安いのはどこか?
ということですが、

SBI損保がダントツでした。

これまで車両保険を契約していなかったのですが、
今の保険を更新(車両保険無し)≒セゾンおとなの自動車保険(車両保険有り)

車両保険を付けてもさらに安いのがSBI損保でした。

条件を変えれば、結果も違ってくるかもしれません。

自動車保険の更新が近づいて来たら、一度一括見積もりで比較してみてはいかがでしょう?